へっぽこプログラム戦記

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貧乏夫婦

ラスベガス2日目でタクシーに乗せられた後、20分弱タクシーに乗っていると
目的地のヒルトンホテルが見えてきました。

モーテルではない

モーテルの名前がヒルトンっていうだけとか、そういうパチモンのヒルトンじゃなく
正真正銘の日本でも有名なヒルトンホテルです。
タクシーの運転手さんにちゃんと領収書をもらい、ヒルトンホテルの中へ。
関西のおじさんは「日本デスクへ行け」と指示を出していましたので
とりあえず日本デスクを探すことに。

ヒルトンホテルの中に入ると、他のホテルに負けず劣らず豪華な作りになっていて
さすがに騙す目的だけで、こんな豪華絢爛なホテルを建てることはしないだろうとまずは一安心しました。
しかし、もしかするとここのホテルの1室だけを借りていて、そこを日本デスクということにして
何もわからないアホな日本人夫婦を拉致監禁する目的なのかもしれない・・と油断は出来ませんでした。

ホテルの廊下をしばらく進んでいくと、外人さんが受付をしているホテルのフロントがあり
その隣に、明らかに即席で作っただろ?と言わんばかりの日本人らしき女性が座っているテーブルが見えました。

あぁ・・あれが日本デスクか・・。日本の扱い酷いな。

その即席日本デスクを凝視していると、日本人らしき女性もこちらに気づき

女「あ、まみぃ様ですか?お待ちしておりました。こちらへどうぞ」

と進められたのは、2つのパイプ椅子。まぁ即席ですからね。
椅子に座り、特に話すこともないので、ここにきてようやくその説明会とやらの内容を聞いてみることにしました。

俺「あの・・説明会といわれたのですが、いったい何の説明会なんですか?」

キョトンとする女性。まるで、なんで説明会の内容を知らないの?といわんばかり。
こちらもその反応に対してキョトンとするしかないので、キョトンとしながら黙っていると

女「今回の説明会というのは、こういうものになります」

見せられたのは、世界各地のヒルトンホテルが載っているパンフレット。
なんでも、1年を52週に分け、高級リゾートコンドミニアムの1室を
自分の部屋として1週間所有する権利の購入をする、いわゆるタイムシェアの説明会のようです。

いやいやいや、今の財政上そんな権利は微塵も要らないですよ。

前にも書きましたが、俺達の風貌を見た感じどう考えても別荘なんて持てるようなオーラは出してないでしょう。
無料カジノレッスンの「無料」という言葉がついていなかったら
そのまま華麗にスルーするような庶民的な若夫婦ですよ。金がかかるんだったらスロットマシンやビデオゲームで我慢しますよ。
無料レッスンをしている時点で
「あぁ、こいつらは生きるのに必死なんだな。とてもじゃないが別荘なんて持ってる余裕ないな」って
その無料レッスンで見定めて、その後の説明会にかかる人件費やらタクシー代やら節約すればいいじゃないですか。

その後、デスクの女担当者から、営業担当の秋葉な感じの男性にバトンタッチして
コンドミニアムのモデルルームを案内されます。
部屋は普通のホテルとは違って、マンションのような作り。
システムキッチンもあるし、部屋もリビングとダイニングと寝室に分かれていて凄く広い。

俺「へー。凄いね。コンドミニアムってこんなになってるんですね」
奥「ひろーい。こんな所に泊まれたらいいねー。」

まぁ。こんなリアクションしか出来ませんよね。だって買えないですもん。
営業担当の秋葉さんも、そんなリアクションしかとれない夫婦に言葉も出なかったんでしょうか
営業トークがマシンガンのように出てくるのかと思ったら、対して喋らず

秋「まぁ、こんな感じです。」

モデルルームはそこそこに、早速説明会の為に一階へ移動。

秋「お昼は済まされましたか?もしよかったらここで好きな物食べてください」

そこは小さなカフェみたいになっており、軽食と飲み物が飲めるようになっていました。
その日は何も食べてこなかったので、結構お腹が空いていたのですが
ここで何かを貰ったら、断りにくくなるなーと思い丁重にお断りしました。
そして説明会へ入ります。

秋「えっと、今回は新婚旅行でこちらへいらしたということで」
俺「はい」
秋「このヒルトン・グランド・バケーションズ・クラブについてはご存知ですか?」
俺「いや、無料カジノレッスンが受けられるということで、今回こういう説明会がある事自体知りませんでした」
秋「あ・・・そうですか。。あはは」

雲行きが怪しくなる説明会。やっと気づいたようです。俺達の金のなさに。
もう気づいたら秋葉さんのやる気は一気に底辺へ。
一応説明はしてくれるんですが
苦笑しながら「こんな説明しても無意味だな」という言葉が聞こえてきそうなくらい説明が棒読み。

秋「まぁ、こんな感じです。」

3人で顔を見合わせて、全員で苦笑。
最初騙されてるんじゃないかとこちらが思ってたんですが
なんか逆にこっちがヒルトンを騙しているような空気になってしまい
警戒心から、申し訳ないという気持ちで一杯になってしまいました。

秋「どうします?興味ありますか?ご検討いただけますか?」
奥「こういうのを持てたらいいっていう、夢はありますけどね・・今は無理ですね」
秋「ですよねー。わかりました。あはは」

ここまで賞味15分。営業が終了してしまったので3人で無言に。

秋「・・・うーん。30分以内に説明会を終わらせちゃうと怒られちゃうんですよね。。」
俺「なんか・・すいません」
秋「いや、今日はもういいんです。こういう日もありますよ。何か聞きたいことがあれば何でもいってください」
俺「なんでも・・?じゃあ全然説明会に関係ないことでもいいですか?」
秋「はい?」
俺「この辺に地元の人が行くようなスーパーとかってないですかね?」
秋「は?」

日本でラスベガスを調査している時に、有名な観光地やショッピングモールの他に
庶民的な、地元の人が買い物するようなスーパーとか電気店にもいってみたいねと計画していました。
ある程度地図で調べていたにはいたんですが、現地に来るとわからないもので
どうやって、地元の人が行くようなスーパーにいこうか悩んでいたんです。
「何でも聞いてください」といわれたので
ラスベガスに来てツアーコンダクターの方の他に、始めて気兼ねなく日本語で質問できるチャンスです。
ここで聞かない手はないと思い、説明会の趣旨とはかけ離れすぎて「は?」と言われちゃってもしょうがないですが
そんな気にしない。関係ないから。関係ないから。

秋「うーん。私もここら辺に住んでる訳じゃないので、あまり詳しくはないんですが、この通りを真っ直ぐいって・・」

とてもいい人だ。事細かにスーパーの場所を説明してくれて、最後には「夜は行かないほうがいいですよ。危険ですからね」と
こっちの心配までしてくれている。たまに甲高い声で「うひひひひひ」って笑うところは気持ち悪いけど凄くいい人でした。

俺「今日は本当にすいませんでした」
秋「全然大丈夫です。今日は友達のパーティがあるんで私も早く上がりたかったんですよ」
俺「あはは、そうなんですか」
秋「もしよかったら、軽食も飲み物も全部無料なので、勿体無いですから食べていってください」

そういわれて、最後にコーヒーとパウンドケーキみたいな物をだされ

秋「じゃあ、私はこれで。これタクシー代です。気をつけてお帰りくださいね」

タクシー代として20ドル。
ごめんよ、秋葉さん。ごめんよ、ヒルトン。
最初は騙されてどうなることかと思ったけど、結果的に色々貰ってしまって・・・。

ヒルトンでの収穫↓

フラミンゴホテルのトランプ
ブラックジャックの解説書
パウンドケーキ
コーヒー
現金20ドル

日本に帰ってきて、もう一度申し込んだホームページをみたら
ちゃーんと「ヒルトン・グランド・バケーションズ・クラブ」と書かれており
説明会の内容も書かれていました。

奥「なんか、あの人気持ち悪かったけどいい人だったね。」

秋葉な営業さん、奥さんにも好印象でしたよ。本当にどうもありがとうございました。

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  1. 2008/02/17(日) 23:49:59|
  2. 日常
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:4
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コメント

これ

グアムの免税店で勧誘されたよー
日本でもやってるみたい。
詳しい内容は言わないで、「ランドマークホテルで説明会やるからそれに夫婦で参加すると1万円もらえるよ」
って内容で・・・・w
パパの友達もいったことあるみたいだけど
やっぱりヒルトンのだったって聞いたよー。

なんか怖いよねー。なんとなくだけど・・w
  1. 2008/02/18(月) 16:56:01 |
  2. URL |
  3. ミカン #-
  4. [ 編集]

まじかw
なんなんだろうね。もっと大々的にやればいいのに。
別にやましい事じゃないだろうにねー。
  1. 2008/02/19(火) 10:48:24 |
  2. URL |
  3. まみぃ #-
  4. [ 編集]

続きはー?
  1. 2008/03/03(月) 11:54:23 |
  2. URL |
  3. tatu #-
  4. [ 編集]

続きカー 書きますかねー(笑)
  1. 2008/03/04(火) 09:05:56 |
  2. URL |
  3. まみぃ #-
  4. [ 編集]

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